文学・評論 著者別:日本24 の検索結果をランキング形式で紹介


文学・評論 著者別:日本24
75-book.bestbook-search.com
文学・評論 著者別:日本24
商品リスト

文学・評論 著者別:日本24
斎藤茂吉
柴門ふみ
佐伯一麦
佐江衆一
早乙女貢
酒井順子
堺屋太一
坂口安吾
阪田寛夫
坂本龍一
おすすめカテゴリー
文学・評論 著者別:日本25
文学・評論 著者別:日本26
文学・評論 著者別:日本27
文学・評論 著者別:日本28
文学・評論 著者別:日本29
文学・評論 著者別:日本30
文学・評論 著者別:日本31
文学・評論 著者別:日本32
文学・評論 著者別:日本33
文学・評論 著者別:日本34
文学・評論 著者別:日本35
文学・評論 著者別:日本36
文学・評論 著者別:日本37
文学・評論 著者別:日本38
文学・評論 著者別:日本39
文学・評論 著者別:日本40
文学・評論 著者別:日本41
文学・評論 著者別:日本42
文学・評論 著者別:日本43
文学・評論 著者別:日本44

竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)


司馬遼太郎
¥ 660 在庫あり。
★★★★★

竜馬がゆく〈1〉 (文春文...
日本の歴史は、勝海舟の頭脳と坂本龍馬の行動力が重なり合うことにより、加速度を増すことになったのだと実感させられた。もちろん、坂本龍馬に彼にとって斬新な考えを持つ勝の言うことを受けとめる柔軟でとらわれない心があったということがここに幸いしていると思う。 参照:http://pios.client.jp/article/2010feb/20100304.html現在の龍馬像を確立した作品です。 内容は大変面白く、幕末の通史がこの作品でかなり分かりますし、史実に対する調査も相当なもので、読む価値の高い作品だと思います。 この小説のインパクトが凄すぎて、竜馬の実像のように思われる方も多いと思います。 しかし、作者の司馬さんが「龍馬」を「竜馬」と書き換えているように、これは司馬さんの語る竜馬です。 また、司馬さんは人物の好き嫌いが激しく、嫌いな人物に対しては容赦なく書いていらっしゃいます。 これは、あくまで司馬さんの主観ですので、その人物に対する歴史的評価ではありませんし、読んでいくと竜馬以外の人物は全て小さな人物と思ってきてしまいます。 なので、この本だけで龍馬や幕末を語っている人は...

竜馬がゆく〈3〉 (文春文庫)


司馬遼太郎
¥ 660 在庫あり。
★★★★★

竜馬がゆく〈3〉 (文春文...
遂にきた、最も楽しみで興味深かったと言ってもいい、勝海舟との初対面のシーン。 勝を暗殺しようと勝の家に行った竜馬が、逆に勝に弟子入りするという伝説の一幕。 竜馬の気まぐれな(?)行動を、著者もうまく描ききれなかったようだが、この場面の解釈にはなるほど〜、と思わされる。 この勝との出会いが、竜馬自身にはもちろん、日本にとっても、時代の流れを変える大きな出来事となる。 情報の少ないこの時代、脱藩してお尋ね者となった竜馬が、革新的な考えを持ち得、海援隊を組織することが出来たのは、勝の力があったためだ。 勝の、幕府軍艦奉行並という地位による情報力、実際に外国を見てきた経験と国際感覚を、固定観念に縛られず自由な発想力を持つ竜馬はスポンジのように吸収していった。 多くの志士が、勤王だ、攘夷だ、倒幕だと叫び、議論し、武力行使を始める時世に、竜馬は勝と海軍学校を組織し、金策に走る。 これが、古き時代を壊し、新しい時代を築く礎となる。 男は、法螺を吹きながらも実務家であれ。勝海船、おりょう。竜馬の人生で大切な出会いが3巻には終結している。日に何度も歴史上重要な動きをする竜馬に対して、著者司...

竜馬がゆく〈2〉 (文春文庫)


司馬遼太郎
¥ 660 在庫あり。
★★★★★

竜馬がゆく〈2〉 (文春文...
江戸での剣術修行期間が終了し、土佐に帰った竜馬。 地方では勤王の志士たちが幕の意志を持ち始める中、竜馬は己が何を為すべきか(「自分にふさわしい天命はないものか、と」)惑いながら日々を送る。 薩長土の三藩密約の実現が難航する中、土佐勤王党を率いる武市半平太が遂にクーデターを敢行。 時を同じくして、竜馬は土佐を見限り、様々な犠牲と協力のもとに脱藩。(齢26?) 遂に竜が狭い土佐から日本の大海原に飛び出した…。 ----------------------------------------------- 同じ土佐出身で目的は同じながら、武市と竜馬は見ているものが全く違う。 多くの志士が時勢に流され、体面に拘る中で(そう感じた)、竜馬は細かいところは度外視して、物事を大雑把に、言い換えれば本質をズバリと捉え、加えて、自分がその中で何を為すべきか、を考え実行できる人物であったことが描かれている。 参政(家老)を斬ることは出来ても殿様を斬ることは考えも及ばない、藩論を倒幕へ一本化したい武市と、藩体制を崩すことを考え始める竜馬(と久坂玄瑞)のスケールと思考の「タガ」の違いだ。 この点...

竜馬がゆく〈4〉 (文春文庫)


司馬遼太郎
¥ 660 在庫あり。
★★★★★

竜馬がゆく〈4〉 (文春文...
いよいよ倒幕を目指した明治維新が始まろうとする。竜馬は、一点の迷いもないようで水を得た魚のようにスイスイと動きまわる。その様子が軽やかな描写であり興味深く読んだ。教科書というのは何なのだろうと思う。幾分のデフォルメがあるとはいえ、幕末の数年間にはや1700ページもかけて向き合っていると、人ごと、歴史ごととは思えない当事者意識が芽生えてくる。 思い叶わねば切腹、反逆の嫌疑で命じられ切腹、今の時代自殺はあっても、自分の腹を自ら割いて自害するなどということは、今の私からは考えにくい。思想の違い、主義の進め方の違いで、多くの志が若くしてその命を散らしていった。 今を生きる者として、当時の散った魂の無念さを少しでも感じ取り、彼らが目指した地位に差別なく、自由に生きれる世の中が今であることの有難さを静かに感じ、感謝する。 参考になった個所は以下の通り、 →なまなかなことで、世の中は変わらぬ。間崎らは死んだが、いつかはこの天下をわが手で覆して彼らの霊を慰めてやる →昭和初期の陸軍軍人は、この暴走型の幕末志士を気取り、テロを起こし、内政、外政を壟断し、ついには大東亜戦争を引き起こした →攘...

竜馬がゆく〈6〉 (文春文庫)


司馬遼太郎
¥ 660 在庫あり。
★★★★★

竜馬がゆく〈6〉 (文春文...
本巻で互いに憎しみあう薩摩藩と長州藩の手を握らせ竜馬が中に入り薩長同盟を結ばせる。歴史がダイナミックに動こうとする激動の時代の描写が面白い。薩長同盟。 様々なメディアを通して概要は知ってるはずなのに、 まるで初てこの同盟のことを知るかのように、 頭をリセットされて新鮮な気持ちで読めます。 なぜでしょう。 竜馬の物語は知っている!と思ってる方にもぜひ読んで欲しいです。 新鮮といえば、艦長としての坂本竜馬の活躍もおもしろいです。 幕末は戦国と並んで日本史上の激動の時代であるが、劇以上に劇的な史実の面白さが本書ではこれでもかと言わんばかりに表現されている。特に、幕末の最大のハイライトである薩長同盟の下りは臨場感があり、見事の一言。寺田屋襲撃事件も手に汗握る展開だった。幕末の魅力を初めて感じることができた。犬猿の中にある薩長両藩を竜馬は利をもって説き、誰もが理想としつつも成功するとは思わ なかった薩長同盟を成立させる。 才谷屋という商家と親戚関係にあり、亀山社中という日本発の会社を設立させるような天性の 商才を持つ竜馬だからこそできた同盟関係といえるだろう。 幕軍と戦う天才軍人高杉晋...

竜馬がゆく〈5〉 (文春文庫)


司馬遼太郎
¥ 660 在庫あり。
★★★★★

竜馬がゆく〈5〉 (文春文...
新撰組が長州藩を襲撃した池田屋ノ変より、明治維新へ雪崩れこんでいく様が見事に描かる。竜馬が世論を見守りつつ待っていた激動の時代に突入する。勝海舟の紹介で西郷隆盛に会うタイミングもまた面白い。歴史上の人物が次々に登場する。壮烈な覚悟を心に秘めている。何が明治維新の志士をそうさせたのか、現代の我々と何が違うのか?武士道という潔さのカルチャーがそうさせるのか。へこたれなさ、死に対する恐れのなさは驚嘆をもって心に感じられる。 竜馬は、それでもじっと落ち着いて頃合い、機会を探っている。一個の命簡単に葬り去れぬと念じているかのようだ。西郷隆盛と出会う。歴史上の人物が交錯する様は、これがノンフィクションにほぼ近いフィクションということすら忘れさせて、あるがままの歴史に接しているようだ。 参考になった個所は以下の通り、 →来島又兵衛 晋作もそうだが、あんたも書物を読みすぎておる。情勢を云々してから行動しようとしおる。武士が士道を立てるのに情勢もくそもあるものか。君辱めらるれば臣死す、武士はこれだけを知っておればよい →古高俊太郎 来島さん、やりましょう。新しい時代が来るためには死に役が必...

竜馬がゆく〈7〉 (文春文庫)


司馬遼太郎
¥ 660 在庫あり。
★★★★★

竜馬がゆく〈7〉 (文春文...
物語中に多用される「時勢」という言葉が印象的です。 どのような策も時宜を得なければ、達成困難ということ。 時勢を掴んだ竜馬は、大奉還に向けて奔走します。 その行動はやや突出気味。 これは今まで親身になって協力してきた薩長を蚊帳の外に置くようなもの。 もともと他人の褌で世を渡ってきた竜馬ですが、 このような他人の不審を招く行動をした所に、 竜馬暗殺への時勢をつくったのかな、と考えました。 いよいよ終盤ということで、最後の結末との関連をいろいろ考えてしまう一冊です。 教科書的な知識によれば、坂本竜馬の最大の功績は薩長同盟にあるとされ、私もずっとそのように理解していたが、海援隊の設立、大政奉還の働きかけなど、そのイニシアチブの尋常の無さは言葉では表せないことが本書を読んでよく分かった。また、この時代は英雄が割拠した時代だが、本書はあくまでも竜馬にフォーカスしてあって、物語が浮漂うのを最小限に食いとどめている。ハドリングがうまい。大政奉還、船中八策と理想の日本にするべく竜馬が駆けずり回る、まさに幕末史の クライマックスである。 一度竜馬が見切りをつけたはずの土佐藩だが、竜馬は後藤象...

竜馬がゆく〈8〉 (文春文庫)


司馬遼太郎
¥ 660 在庫あり。
★★★★★

竜馬がゆく〈8〉 (文春文...
以前にも読んでいたが、NHKで竜馬伝が放送されたのを契機に再度読み返してみた。感想は…やはり何度読んでも面白い!という一言に尽きる。筆者も何度も書いている「竜馬は幕末の奇跡」という言葉は正に言い得て妙だと思う。現代に於いては当たり前の事柄が当たり前でなかった当時に、天が時代の収拾の為に彼を遣わしめた、という感は著者ならずとも思わざるを得ないような…。竜馬の生は今の時代を思うと本当に短い。中でも本当の活躍時期は実に短い。しかし、その生はやるべきことを成して費えたように思える。正にその為だけにこ世に生を得た如くである。思うことはある。もし竜馬がもう少しでも永く生きていたら…鳥羽伏見の戦いや、その後の悲惨な戊申戦争はあれほどの惨劇を見ないで済んだかも知れない。慶喜もあんな形で逼塞せずに済んだかも知れない…と。そうすれば、明治期にもっと人材が残ったかも知れぬことを思うと非常に残念な思いがする。しかし、やはり歴史に「もしも…」はないのだ。過去を取り戻すことは出来ない。歴史はこれからの未来への警鐘であり道標なのだ。 ところで、取り上げる主人公に対して敵対関係にある側をどうしても悪役にしがちだが…...

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 新潮文庫


G.キングスレイウォード G.KingsleyWard
¥ 580 在庫あり。
★★★★★

ビジネスマンの父より息子へ...
『私の考える成功者は、たいていの問題について知的な会話ができ、両手、両足の指に余る友達を持ち、心身の健康を保ち、人生の自由のきくあらゆる面で、中庸を信条とする人である。』 『二十歳から三十歳は、学ぶ期間として、最も重要である。将来の仕事に必要な勉強をこの期間にすませておかないと、最後までしないで終わることが多い。三十歳になれば生活は妻子のものになる。住宅ローン、生活のための仕事。キャリアのための勉強に向ける時間はごくわずかしか残らない。』 著者は、公認会計士、化学関連野の会社を複数経営した人物である。その著者が息子に対して、子煩悩の親父、応援団長、同僚、親友となって書いた愛情あふれる手紙が、この本の内容である。 本書の文章は、難しい表現はされておらず、息子への厳しくも温かい文章がユーモアを交えて表現されている。その文章には父のあふれるほどの愛情が盛り込まれており、読者に共感と感動を湧き起こさせる。 ここで本書の手紙の一部を紹介しよう。 ・教育の設計(第二通) ・実社会での最初の日々(第五通) ・「企家」とは何か?(第七通) ・結婚を気軽に考えないで(第十一通) ・銀...

LIFE なんでもない日、おめでとう!のごはん。 (ほぼ日ブックス #)


飯島奈美 重松清 谷川俊太郎 よしもとばなな 糸井重里
¥ 1,680 在庫あり。
★★★★★

LIFE なんでもない日、...
この本、好きです。 だけど毎日の献立作りにはあまり使えなかったです。 というより、私の期待が大きすぎたのかもしれません。 この本を読んだ後に、ホームページを見ました。 写真がさらに多くて、臨場感あふれていて、このホームページで十分でした。 でもこういう本は好きです。 第二弾も読みたいです。 日本の洋食屋さんの洋食の味を再現したいなら、この本はまさにお勧め! レシピのネーミングもおもしろくて、何だか、気持ちが優しくなる物語を読んでるよう。「がんばれ兄ちゃん!のハンバーグ」を作ったけど、美味しかった〜!!サイドデッシュの野菜も、ほんとお店で食べてる感じ。これだけの味を家で作れたら、もう大満足だ。家だと材料もこだわって選べるので安心でよい。きちんと作れる人の作った本 最近のブログ本などに、無駄なお金をつかわず 作れる人が作った本を買いましょう! 簡単なコツがうれしい。ハードカバーですぐ閉じるので使いにくい、という意見があったので、その点をフォローさせて頂きます。 私は、冷蔵庫の強力マグネットで、本立てにもラップ置きにもなるタイプのものを使っていますが(千趣会で購入)、まったく...

坂の上の雲〈7〉 (文春文庫)


司馬遼太郎
¥ 670 在庫あり。
★★★★★

坂の上の雲〈7〉 (文春文...
この(第7巻)においては、日露戦争における、いわゆる《奉天会戦》が描かれている。この戦いは、結局、日本のギリギリの《勝利》となるのだが、それが、読んでいると信じられないほどである。純粋に《兵力》の点で考えれば、日本が勝てるはずがないほど、ロシアが優勢である。にも関わらず、結局、日本がギリギリで勝った。その原因は、何といっても、その当時のロシア陸軍司令官が《無能》だったからである。これほど優勢な兵力が、司令官が無能であるという、ただそれだけで敗北してしまう所に、歴史の《凄さ》がある。もし、日本がこの会戦で敗北したら、歴史が根底から変わっていたことを思えば、日本人としては大変《幸運》だったと思う。しかし、たった一人の司令官の無能ぶりが、歴史の流れを決めてしまったことを思うと、少し《冷や汗》が出てくる。この(第7巻)もまた、学ぶ所の多い一巻でした。全8巻からなる、日露戦争を中心に描いた歴史小説の7巻目。 とうとう7巻目まで読み終わりました。 ふう〜。(-.-)y-゜゜゜ ……と、タバコを吸ってる場合ではない。 日露戦争も、陸戦のクライマックス奉天会戦に突入しました! 兵力・...

坂の上の雲〈8〉 (文春文庫)


司馬遼太郎
¥ 670 在庫あり。
★★★★★

坂の上の雲〈8〉 (文春文...
一巻から始まる大長編傑作日本史では日本海海戦勝利、日露講和へと短い内容ですが、日清戦争から続く戦略があったことが分かります日露戦争勝利時に秋山真之が起草したと言われる艦隊解散文には「古人いわく勝って兜の緒を締めよ」と勝利に湧き上がる軍を戒め戦争は終結しますこの作品は他国ではないわが日本の話。その後の日本についてはご存知の通りですが、自分の国について考察するには必読の作品いや「日本人」として必読しなければならない作品だと思います全8巻からなる、日露戦争を中心に描いた歴史小説の最終巻。 やっと読み終えました。 で、その感想を一言で言いますと、本シリーズは「日本人のバイブル」です! なぜバイブルかと言うと、色んな読み方ができるし、色んな解釈の仕方ができる小説だからです。 バルチック艦隊の大洋行からは、海洋冒険ロマンを──。 ロシアや日本の軍隊からは、組織論を──。 大山巌からは、トップとしての条件を──。 明石元二郎からは、諜報の醍醐味を──。 東郷平八郎からは、明哲な決断力を──。 児玉源太郎からは、近代的合理性を──。 秋山真之からは、天才的な戦略論を──。 ...

坂の上の雲〈6〉 (文春文庫)


司馬遼太郎
¥ 670 在庫あり。
★★★★★

坂の上の雲〈6〉 (文春文...
日露戦争の当時、日本とロシアの国力は、比較にならないくらいロシアの方が上だった。軍事力、経済力、国際政治力、全て、ロシアの方が上である。でも、この戦争は、結果的に日本の戦略的な勝利に終わった。この意外結末の原因を考えると、あの当時のロシアは、国全体が《腐敗》していた点にあると思われる。やはり、当時のロシア国民から見れば、《この腐敗した》国家に生まれた時点で敗北が決定していたのだろう。しかし、日本から見れば、この戦争の戦略的な勝利は、単なる《まぐれ》ではない。自国の圧倒的な不利を自覚した日本の、綿密に練った《作戦勝ち》だったという側面もある。しかし、この後、日本は《必勝の信念》の虜となり、合理性と計画性を喪失することになる。戦争は、巨大な《悪》であり、決して繰り返してはいけないものであるが、《歴史の教訓》から学ぶことは多いです。全8巻からなる、日露戦争を中心に描いた歴史小説の6巻目。 海軍も、陸軍もクライマックスの戦いへ向かって邁進していきます。 しかしその裏では、大諜報作戦がありました。 中心人物は、明石元二郎。 既にこの前の巻までで、ちょろちょろと名前が出てきましたが、 や...

坂の上の雲〈5〉 (文春文庫)


司馬遼太郎
¥ 670 在庫あり。
★★★★★

坂の上の雲〈5〉 (文春文...
戦争の存在に関しては、私は当然、否定的である。しかし、国際社会を生き抜くための力としての《軍事力》は、必ずしも否定できません。また、個人の人生を勝ち抜くためには、《戦略》的な視点や、具体的なスキルとしての《戦術》も必要です。そういう意味で言えば、日露戦争をテーマにした、この(第5巻)も非常に面白いです。特に、兵力の面で見れば楽に勝てるはずの戦いも、無意味な《権力闘争》や、組織内部の《陰謀》によって、簡単に負けてしまう所が非常に興味深いです。組織全体の利益よりも、自分自身だけの利益を追求する人間が、組織内部で陰謀を張り巡らし、最後には、組織全体が破滅に至る所などは、非常に《人間的》な愚かさを感じました。いろいろな意味で興味深い一巻でした。 (追記:全然、関係ありませんが、彼女と仲直りしました。こちらの方も、組織内部の陰謀のために、なかなか上手く行きません。とりあえず、仲直りできて嬉しいです。)二〇三高地の激戦。 戦争の悲惨、無能幹部にひきいられる悲劇を描く。 戦場より遠く離れた軍司令部でさも最上の指揮をとる風の参謀達に対し、 「無為無能の作戦によっていたずらに死なせてきたのはたれか」 ...

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)


司馬遼太郎
¥ 670 在庫あり。
★★★★★

坂の上の雲〈1〉 (文春文...
明治から日露戦争までの「日本人」を描いた歴史小説.文庫本で全8巻の長編. 秋山兄弟,正岡子規の3人が主役とされていますが,実際は明治の「日本人」の群像劇だと思います. 「欧米に追いつく」ことが国家の一大目標であった時代, それを担う人々の強い想い,行動が随所に散りばめられており,胸がアツくなります. また,戦争の様子は小説とは思えないほど非常に緻密に描かれています. 緻密に書かれている分,少し冗長に感じるところもありましたが, 戦争の中でも登場人物の心境,気質に焦点をあてており,おもしろく読みすすめることができます. そして,「坂の上の雲」という題名. 最終巻の‘あとがき’で,著者がその意味に触れています. 私はそれまで意味を理解できていませんでしたが,そこを読んで心に響きました. 著者が本書で語りたかったことが,この言葉に凝縮されています.素晴らしい題名だと思います. *ただ,私としては中盤(旅順攻略のあたり)で冗長に感じる部分がありました. この内容で6巻分くらいの分量なら本当に最高です. ドラマを見て、いよいよ読むときが来たと感じ手に取る。 文句なしに面白い! 多くの...

坂の上の雲〈3〉 (文春文庫)


司馬遼太郎
¥ 670 在庫あり。
★★★★★

坂の上の雲〈3〉 (文春文...
《司馬遼太郎》氏の名作『坂の上の雲』の第3巻です。日清戦争も終わり、正岡子規も臨終の時を迎え、いよいよ、日露戦争がやって来ます。個人的に感慨深かったのは、《正岡子規》の死です。当時、過去の遺物でしかなかった《俳句》や《短歌》を、《生きた文学》として復興させた業績は大きいですし、私の作品(短歌)も、子規の仕事がなければ成り立たなかったことを思うと、感慨深いです。個人的には、子規の言う《写生主義》には反対なのですが、それでも《俳句》や《短歌》を復興させた業績は大きいです。物語は、子規の死とともに、いよいよ《日露戦争》へと向かって行きます。今後の展開が非常に楽しみです。(追記:ちなみに、私の作歌上の主義は、《創造主義》である。【短歌という型式を用いて、全く新しい《ヴィジョン》を創造する。そして、そのヴィジョンの中に、新しい時代を勝ち残るための《哲学》を盛り込む】。これが私の言う、《創造主義》である。この作歌法に関しては、私の愛読する《SF》や《ファンタジー》の影響を、多分に受けている。はなはだ僭越かも知れないが、21世紀という時代にふさわしい、《21世紀の短歌》を創造することが、私の目標で...

坂の上の雲〈4〉 (文春文庫)


司馬遼太郎
¥ 670 在庫あり。
★★★★★

坂の上の雲〈4〉 (文春文...
『坂の上の雲』第4巻です。やっぱり興味深かったのは、日露戦争における《旅順攻撃》の記述です。無能な指揮官と、無能な参謀による、無能な作戦が、どんどん被害を拡大させて行く描写が圧巻です。これがフィクションではなく、《史実》だったことを思うと、背筋がゾッとします。また、これだけ無能な指揮官と無能な参謀を止めることができなかった、《組織の論理》にも、背筋がゾッとします。また、遠い歴史の話ではなく、現代の日本の状況を思わせる所も、背筋がゾッとします。組織とは何か?人材とは何か?について、深く考えさせられる第4巻でした。 第三巻の冒頭で、正岡子規が死んでしまって以来、この第四巻でも、彼の回想シーンでさえもなく、彼はもう登場しない。NHKではじまったスペシャルドラマでは、秋山兄弟が主人公、特に弟の秋山真之が主人公として設定されているが、この第四巻では兄弟はまず出てこないし、台詞もない。むしろこの第四巻では、戦争とりわけ日露戦争が主人公である。 小説といっていいかどうかわからぬが、この小説風ルポルタージュは、明治時代を生き抜いた秋山兄弟のその生き様をバックボーンに据えつつ、欧米列強、特に中国(...

坂の上の雲〈2〉 (文春文庫)


司馬遼太郎
¥ 670 在庫あり。
★★★★★

坂の上の雲〈2〉 (文春文...
ロシアの建国史に大幅な頁数をさいている。 幕末から明治期、日清戦争から日露戦争へと続く世界的な動乱の時代、どのように各国の思惑が絡み合って戦争が起きてきたのかが詳細に綴られる。 今まで漠然としていたものがクリアになった。すごい。非常に勉強になる。 主人公3人もそれぞれが際だってきたが、正岡子規がものすごく魅力的。 1度会ってみたかった。 ただ、戦争とは悲惨なものだということを念頭に読み進めたい。今、第1巻を読了して、第2巻を読んでいる所である。作品を読んでいて、一番感じることは、やはり《男の生きざま》である。老いも若きも退廃して使いものにならなくなってしまった、今の日本の男達とは、全然違う。やはり、新たな国を造り上げていった《明治男》達の魂は、今時の根性の腐った男達とは、全然違う。今、こういう《気概》を持って生きている男と言えば、《ロック》系と《ヒップホップ》系ぐらいだろうか?魂の腐った外道のような男達に、読ませてやりたい名作だと思います。全8巻からなる、日露戦争を中心に描いた歴史小説の2巻目。 だんだん時代が動いてきましたね〜。 3人の主人公たち、秋山好古・秋山真之・正岡子規...

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)


佐野洋子
¥ 1,470 在庫あり。
★★★★★

100万回生きたねこ (講...
先日、何の気なしに手に取った本 だいぶ昔に読んだかもしれない 絵本なので読むのは5分もかからなかった 内容は単純かもしれない 人の生き死にを猫になぞらえ、輪廻転生を繰り返すねこ そんなねこが行き着いたのは、平凡な、しかし、充実した、愛する妻との1回限りの人生 家庭をもち、愛する妻をもち、愛する子をもち、初めて共感して感動した絵本 子どもにはわからないかもしれない 大人の絵本といってよいだろう また、愛娘へのプレゼントが1つ増えた私が薦める絵本ベスト1. 私がパートナーと付き合っている頃,「これってあなた?」と読ませてくれた絵本である. そして,猫ではないけど,私たちは結婚し,子どもが生まれた.第1子誕生の時に,この猫をぬいぐるみ作家に作ってもらった.それから20年少し立ち,機会があり読み返してみた.そして,ぬいぐるみの猫を抱いてみた.改めてこの本はすごい!と思う.大人が読んでも子どもが読んでもそれぞれ意味を感じ取れる本だ.あなたのパートナーにこそ読んでもらってほしい.そして,子どもにも読み聞かせしてほしい. さらにこの絵本を魅力的にしているのは,絵にあることを付け加...

須賀敦子全集 第1巻 (河出文庫)


須賀敦子
¥ 998 在庫あり。
★★★★★

須賀敦子全集 第1巻 (河...
この感じを何と言えばいいか分からないけど、人はやっぱり人が好きで、しかたないのだろうという感じがする。 須賀敦子さんはたぶん、いわゆるバイタリティあふれる吸引力のある女性ではないのだろう。 しっかり、常に誠実で、表面だけじゃなくしっかり人の話に耳を傾け、真摯に素直に人に対面する人だ。 でなければ、こんなエッセイは書けるはずがない。おとなしげだけど、ものすごく誠実で愛に溢れた人、なかなかいそうでいない。 イタリアの希有な人々との希有な蜜月の物語だが、須賀さんという人間も相当希有だ。 自分の人生に迷ったら、思い出すことが誰にでもあるだろうけど、私はこのエッセイとその著者を思い出すだろう。須賀敦子の文章は癖になる。たまたま「本に読まれて」を手に取る機会があって、その文章の美しさに惚れ込んでしまった。その文業が、すでに文庫版全集になっているとは……。 デビュー作「ミラノ 霧の風景」と第二作「コルシア書店の仲間たち」が1冊になって、単行本未収録の「旅のあいまに」も入っていて、お買い得。 これから須賀敦子を買って読もうという人は、当然、この本から手にすべきです。